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な**ん
最後号泣
オペラ座の怪人自体は今まで数回見たことがあるのですが、久しぶりにブロードウェイの舞台を観に行くにあたり、もう少し詳しく知っておこうと思い購入しました。行きの機内で読んだのですが、もうその時点で涙腺崩壊。そして実際の舞台に至っては…一人で号泣しておりました。公式?なストーリーでは無いそうですが、怪人の生い立ちと怪人に至る経過が実によく構成されていてまるで実在の人物だったのでは思うほどの完成度でした。舞台だけでは「ハテ?どうしてこうなる?」という部分も少なからずあるのですが、これによって全て繋がり、また涙を誘う…訳もとても良かったです。外国語の訳本はいまいちのめり込めない方なのですが、実に読みやすく美しい文章だったと思います。
E**A
エリック!! って感じw
すごくいいです。お勧めとしては原作を読んだ後にこれを読むとなおよし。って感じです。原作では語られなかった部分が、エリックの視点から、ダローガさんの視点から、エリックの母の視点から、沢山の視点を通して描かれています。原作では説明らしき文章が目立つところですが、こちらは本全体が物語として独立しているので、面倒な説明はなしにスイスイ物語として読み進められて私としてはその辺りがとても嬉しかったです。上下巻ありますが、是非下巻もセットで読んでくださいね。
K**N
原作よりも原作らしい作品
これは“オペラ座の怪人”ファン必携の一冊でしょう。ガストン・ルルーの原作を読み釈然としなかったり、感情移入できなかった人には特にお奨めです。原作、舞台、映画でも語られなかったファントムの幼い頃の苦しみや悲しみが描かれており その時々に巡り会った人たちの一人称で綴られています。 醜く生まれたが故に母にさえ忌み嫌われ疎まれ、触れられたこともキスされたこともなく育ったエリックは、5歳の誕生日に「2つのキス」をプレゼントとして望みます。「ひとつは今、もうひとつは取っておく。」こんないじらしい言葉があるでしょうか。しかし苦しみながらもエリックを愛せない母のマドレーヌはそのささやかな望みさえも叶えてやることが出来ません。エリックの狂気のすべてはここから始まったような気がします。 9歳で家をとび出し、様々な苦悩や葛藤のなか 愛してくれる人を見つけ、友情を育んだ人もいたのですが 醜さと狂気ゆえに失ってゆきます。愛を求め得られず それでもなお求めてやまず、狂おしいまでにクリスティーヌを愛し それゆえに手放してしまうエリックの究極の愛に涙が止まりませんでした。 ラストはF・フォーサイスの作品に似たところもありますが、エリックの境遇や心情に心を痛め、最後にはあの狂気さえも愛せるかも知れないと思い始めた私にとって、この結末は救いになりました。
D**N
作者の愛の結晶
多分この作者は本当にファントムにほれ込んだのだと思う。時として余りに魅力的過ぎるファントムだが、それを差し引いても余りある説得力で、ファントムの人物形成と「オペラ座の怪人」へ至るまでのストーリーが力強く描かれている。最後まで引きずる母への思い。見世物時代の屈辱的な日々。返ってその後の不幸を鮮明にしてしまう事となった、少しだけ人を愛せたローマでの少年期。皇太后の邪恋に真綿で首を絞められ狂気に拍車がかかるペルシャ時代。オペラ座建設に関わるきっかけとなる設計者ガルニエとの出会い・・・。設定が確かで安心して読める。クリスティーヌに惹かれる理由の重要な部分が少々安易な気がするが、それはご愛嬌。二人の関係が音楽を媒体として、時には崇高に、時には極めてエロティックに紡がれていくのは面白い。クリステーィーヌがいわゆる只の「聖少女」ではなく、少し欠点もあり、自分のおかれた状況に目一杯狼狽してグラつくのも返って生身の人間を感じられて私は気に入っている。ラストに登場する少年については、私としては作者の溢れる愛がついに暴走した感もあるが、それをさし引いてもファンフィクションの決定版、お手本の様な作品であることは間違いないだろう。訳についても大変上手で、作品にほれ込み一度自分の中で完全に消化してから訳しているのが判る。兎に角、関わった人達のファントムへの愛がひしひし伝わる一作。
H**A
読み応えあり!
劇団四季の【オペラ座の怪人】にハマって読み始めましたが、かなり私的にはオススメな1冊です。舞台では、クリスティーヌと出合って歌のレッスンをしている・・・あたりの話ですが、この本は怪人ことエリックの生い立ちから死までの物語です。かなりどっぷりハマりいっきに読んでしまいました!舞台のファンの方はもちろん、そうでない方も十分読み応えのある本だと思います。是非一読あれ!
P**T
最高に感動しました 見なきゃ損です
ファントム=エリックがオペラ座に住む前の話を詳しく、そして納得できるように出来上がった作品です映画版の簡単な描きだと納得行かない方にはお勧めです。生まれた瞬間から一つ一つ積み重ねた苦難、侮辱、非難の中で生きているエリックを見ると、本当に幸せになってほしいという気持ちがやまないですそれも㊦のほうに叶えてくれます読んでいるうちに、すぐファントムという悲しい人物に感情移入が出来ると思います。ぜひお勧めです
し**君
魅了されました。
劇団四季のミュージカルに魅了され購入しました。この本でファントムやクリスティーヌの心境の理解が深まり大満足。オペラよりファントムのストーリーにすっかりはまってしまいました。
い**せ
深い
エリックの生い立ちを知りたいが為に読み始めたのですが、単なるフィクションではなく、人間の在り方や、神の存在など、考えさせられる内容でした。
ス**ン
悲しき人間
これは衝撃的な本でした。小説としても完璧に面白いし、知りたかったファントムの過去を知る事が出来て、非常に良かったです。母との関係や、親友ナディールとの話には、泣きました。罪なき罪を背負って生まれて来た人間エリックの苦悩と葛藤…愛。この本を読んで、ファントムがますます好きになりました。
小**子
ファントム〈下〉ともに購入
ファントム〈上〉 (扶桑社ミステリー) 。オペラ座の怪人ファンなら必読です。
五**街
全ては必然・・・と思わせる傑作
これまで本書のことを知らなかったのを悔やみたくなった。 「オペラ座の怪人」エリックの波乱万丈の生涯を,重要な人物達の目から書き綴った物語。上巻にはミュージカルに描かれるシーンは登場しない。エリックの建築家としての才,性格形成の過程,音楽への目覚め等が,数カ国をまたがる壮大な背景で語られる。 その筆致はエリックを実に細かく分析したものであり,彼の運命は全て必然だと思わせる力に溢れている。
村**人
オペラ座の怪人好きにはたまりません。
ミュージカル、映画に親しんで、原作、原作からの小説、いろいろと展開しました。いろんなスタイルで面白いですね。
L**☆
ミュージカル・映画ファンにも、まだ観ていない人にもオススメです!
私はずっとオペラ座の怪人のミュージカルが好きで、映画も何度も観ましたし、「オペラ座・・」関係の映画、本はたくさん読みました。でも、このファントムは、そんな私もイチオシの小説です。これが原作ではないか?と思うくらい、とてもしっかりと作られています。読み始めると止まらなくなり、あっという間に2冊読み終わってしまいます。最後は感動で涙が止まりません。もともとミュージカルや映画を観ている方には、ファントムであるエリックがもっともっとよく理解でき、共感できる内容になっています。また、全く何も知らない、観たことがない方にも、小説としてとても完成度が高く、深い感動が湧き上がってくる作品だと思います。ちなみに、私の友達A(ミュージカル・映画を観た)とB(まだ何も観ていない)の2人に貸したところ、二人とも号泣したとのことでした。特にミュージカル嫌いのBさんは感動しまくって、その後「オペラ座の怪人」のミュージカルや映画にも興味を持ってくれたみたいです。是非読んでみてください。とてもオススメの一冊です。
M**O
原作を断念した人へ
劇団四季が現在公演しているミュージカルオペラ座の怪人にとっぷりはまっているのですが、原作を読もうと思っても、難しい言葉の言い回しなどなど・・・すぐに断念して読書が進みませんでした。しかし、このファントムは大変読みやすく、なかなかの感動ものです。ミュージカルだけではわからなかったこと、ファントムの出生や育ちがわかって、ますますオペラ座の怪人にはまりそう。
A**ー
素晴らしい作品
ファントムにただただ思いをはせてしまう作品でありファントムの一生がわかる素晴らしい作品
Trustpilot
1 month ago
5 days ago